「食べてしまった?」紀文食品のカニカマが回収へ──広がる不安と信頼の分かれ道

この記事は約6分で読めます。
スポンサーリンク

はじめに:えっ、カニカマが回収?不安と戸惑いが広がる中で

2025年9月16日。
紀文食品が発売したばかりの新商品「The SURIMI(ザ・スリミ)」について、全国でおよそ24万個にのぼる自主回収を発表しました。

発表のきっかけは、消費者から寄せられた「パックが膨らんでいる」「開封時に異臭がする」という声。企業が調査を進めた結果、「他ロットにも同様の不具合が起きる可能性がある」として、全商品を回収する判断に至ったという流れです。


スポンサーリンク

結論:対象商品の“すべて”が回収対象に。健康被害は「今のところなし」

結論から言えば、対象は 2025年9月1日~販売の「The SURIMI」全製品(東京工場製造分)
紀文の公式発表では、

「異臭や膨張といった品質不良が確認された製品につきましては、食べないようにお願い申し上げます。現在のところ健康被害の申し出はございません。」

としています(公式発表より)。


スポンサーリンク

手順:買ってしまった人はどうすれば?返金・回収方法まとめ

🔸 対象商品

  • 「The SURIMI」全種類・全ロット(9/1〜販売分)

🔸 回収方法

  • 着払いで返送 → 指定窓口へ郵送可
  • 返金方法 → 商品代金分が返金される(要封入)

🔸 問い合わせ窓口

  • フリーダイヤル/Webフォーム両方あり
  • 対応時間:平日9時~17時(土日祝一部対応)

スポンサーリンク

背景:なぜ新商品で、いきなりこうなったのか?

The SURIMI は、紀文が従来のカニカマ商品を“再定義”する形で投入した意欲作でした。

  • 「かまぼこのおしゃれな再解釈」
  • 「保存性が高く、常温でも楽しめる新時代のカニカマ」
  • 「健康志向・高たんぱく・スタイリッシュパッケージ」

こうした特徴から、コンビニやスーパーでは大々的に売り出されており、SNSでも「気になって買った」「プロテイン感覚で良いかも」などの声がありました。

ところが──。

発売からわずか2週間以内に、「袋が膨張している」「においがおかしい」という報告がX(旧Twitter)上などに現れ、紀文側が調査に着手。

当初は一部ロットだけが対象でしたが、その後の社内検査で「時間の経過によって、他ロットにも同様の症状が現れる可能性がある」と判明。全商品の自主回収に切り替えられました。


スポンサーリンク

見えた兆し:「常温保存×再加工食品」のリスク

今回の事例は、単なる“カニカマ問題”ではなく、以下のような新しい食品トレンドとリスクの交差点にあると言えます。

トレンド背景とリスク
常温保存志向コンビニ・アウトドア向け商品で人気だが、保存環境が温度変化に影響されやすい
パッケージ技術の多様化ガス充填や真空包装の精度が商品価値を左右する
タンパク質重視商品高タンパク=栄養価高い=腐敗リスクも高まる可能性
新ブランド展開時のスピード重視開発~市場投入が早くなる中、実環境テストの期間が短い可能性も

つまり、技術革新が進むほどに“食品の信頼性”は試されやすくなるという現実が見えてきます。

スポンサーリンク

じわじわ広がる「不安」と「なんか気になる」の声

今回の「The SURIMI」自主回収のニュースは、最初は「えっ?まじで?」「腐ってたってこと?」という驚きから広がりました。

SNSでは、

  • 「買ったばかりだったのに…」
  • 「袋がパンパンに膨らんでたの、これのことだったのか」
  • 「高たんぱくだし、ダイエットにいいと思ってたのに…」

といった声が多く見られました。

これは、単なる“不満”というより、「気になっていた商品がいきなり回収された」という残念さと戸惑いが混ざった反応です。


スポンサーリンク

次に始まったのは「どういうこと?」という冷静な疑問

しばらくすると、もっと冷静な声が出てきます。

  • 「発売してすぐに膨らむって、製造ミス?保存が甘かった?」
  • 「温度管理?菌が入った?詳しい原因は?」
  • 「そもそも“常温で置ける高たんぱく食品”って難しいのでは?」

このように、少し引いた視点で「どうしてこうなったか?」を考える人が増えました。
企業や製造現場のしくみ・制度を見直すような目線です。

これらの声は、いわば**“納得したい”からこそ出てくる疑問**です。
ただのクレームではなく、「説明があれば納得できる」という姿勢でもあります。


スポンサーリンク

見落とされがちな“制度の壁”:安全と安心はちょっと違う

今回の回収は、企業による「自主回収」でした。
健康被害の報告は“今のところない”とされていて、法的には比較的軽度のケースとされています。

ですが、消費者から見れば、

  • 食べ物が膨らんでた
  • 腐敗臭がした
  • 販売して間もない商品で起きた

この3点だけで「安全って言われても、不安は消えない」という気持ちになるのも当然です。

つまり、**制度的には“問題なし”でも、感覚的には“なんか怖い”**というズレが起きやすいのです。


スポンサーリンク

思い出される、過去の事例

このようなズレが大きく問題になったのが、2024年の紅麹サプリメント回収事件です。

あの時も、

  • 商品の有害成分がなぜか混入
  • 明確な原因がなかなか出てこない
  • 被害報告が相次ぎ、死亡例まで拡大

といったことから、「情報が遅い」「信じられない」という空気になり、大きな批判を招きました。

一方、2023年のローソンの弁当異物混入では、

  • 発覚から即回収
  • 店舗ごとに即時張り紙・案内
  • 社長のコメントまでスピーディに発表

この一連の対応が評価され、「早かったから印象が良かった」と言われました。


スポンサーリンク

今回のSURIMIは、どちらの道をたどるか?

今のところ紀文食品は、

  • 回収対象の範囲をすぐに明示
  • 返金方法や連絡窓口も設置
  • 「健康被害は出ていない」と冷静に説明

と、ある程度の誠実な対応をしています。

ただし、
「原因がハッキリしない」
「SNSアカウントが一時的に動いていない」
「再発防止策が語られていない」

こうした“沈黙”が長引くと、「本当に大丈夫なのか?」という不安が再び膨らんでしまうかもしれません。


スポンサーリンク

今後どうなりそう?──信頼を回復できる分かれ道

今後の展開は、大きく分けて以下の3パターンが考えられます。

パターン起こり得ること
✅ 誠実対応で再評価原因説明や再発防止策がしっかり出れば、「しっかりしてる会社だね」と再評価される
⚠️ 中だるみ型不信情報が出ない/SNS沈黙が続く →「逃げてる?」「何か隠してるのでは」と不信が強まる
🚨 拡大炎上他商品やブランドへの不信に広がる →「紀文ってもう買わない」と悪影響が波及

スポンサーリンク

最後に:データも大事、でも「言葉」がもっと大事

食品のトラブルには、必ず“科学的な原因”があります。
でも、消費者の不安には、科学だけでは足りないのです。

  • 「なぜ起きたか」
  • 「なぜ気づけなかったか」
  • 「今後どうするか」

この3つを、できるだけ早く、丁寧な言葉で説明することが、信頼を守る一番の近道です。

もし紀文食品が、このあとの数日で“きちんと伝える努力”をしてくれるなら、
今回のトラブルは「ちゃんと向き合った会社」として、むしろ評価される未来もあるかもしれません。

スポンサーリンク

🔗 出典

タイトルとURLをコピーしました