◆ 発言の背景:何が起きたの?
2025年9月20日、小泉進次郎農林水産大臣が、自民党総裁選に立候補することを正式に表明しました。
その会見の中で話題になったのが、次の発言です。
「2030年度までに、全国の平均賃金を100万円引き上げたい」
この言葉がニュース見出しで大きく取り上げられ、ネット上でも賛否が飛び交いました。
一見すると希望のある公約に思えますが、「どうやって?」「本当にできるの?」という疑問も多く出ています。
◆ 小泉氏が掲げた他の政策は?
「賃金100万円増」以外にも、次のような経済対策を掲げています。
- ガソリン代を一時的に下げる「減税」
- 年収の壁(103万円・130万円問題)を見直す
- 所得税の課税ラインの調整
- 補正予算案を臨時国会に提出して対応する
また、「選択的夫婦別姓」については「賛成の立場ではあるが、公約としては優先度を下げる」と明言しました。
◆ なぜ“100万円”なの?言葉の意図を考えてみる
この「平均賃金100万円アップ」という表現、どこか“進次郎っぽい”と感じた人も多いかもしれません。
たとえば過去には「セクシーに環境問題を」や「将来世代に責任を果たす」といった、“感覚的で印象に残る言葉”を多く使ってきた彼。
今回の「100万円」という数字も、中身よりも“響き”を重視した言い回しだった可能性があります。
- 「1万円アップ」では地味
- 「倍増」では現実味が薄い
- その中間で、インパクトがあって分かりやすい
つまり、“賃金を上げたい”という本音に「数字でインパクトをつけた」表現と見ることもできます。
◆ でも、実際にできるの?現実の壁
ここが一番気になるところですよね。
平均賃金を100万円増やすには、単純に「お給料を増やしましょう」では済みません。たとえば…
- 中小企業が賃上げに耐えられるか
- 物価も一緒に上がってしまわないか(実質賃金はどうなる?)
- 補助金や減税の財源はどこから?
こうした課題にどう向き合うのか、具体的な設計はまだ語られていません。
そして何より、「平均」という言葉がクセモノです。
一部の高収入層が増えると、全体の平均はすぐに上がる一方で、生活が苦しい層には変化がないということもありえます。
◆ ネットや野党の反応はどうだった?
この発言に対し、SNS上では賛否両論が広がりました。
肯定的な声
- 「思い切った目標があるのは良い」
- 「お金にフォーカスするのは大事」
否定的・懐疑的な声
- 「どうせまた“言うだけ”では?」
- 「5年後の話に責任持つ気あるの?」
また、立憲民主党の小沢一郎議員は次のようにコメント。
「どうせ実現しないのに、都合のいいことだけ言うのが自民党の常套手段。何人がまた騙されるか」
なかなか手厳しい意見です。
◆ 本当に言ったの?報道の切り取り疑惑も?
一部では「記者やメディアが“100万円増”の部分だけを大きく切り取ったのでは?」という指摘もあります。
たとえば実際の発言は「賃金を上げる必要がある。その目標としては100万円くらいを考えている」といったものだったかもしれません。
でもそれが、「100万円増やします」と断言したように報道されると、少し印象が変わりますよね。
◆ 結論:夢を語ることは悪くない、でも中身が問われる時代
今回の「平均賃金100万円アップ」という公約。
希望を持てる目標ではありますが、「どうやって?」「どこまで本気?」という問いに、これからの小泉氏は答えていく必要があります。
- 数字に根拠はあるのか
- 現場や企業の声をどう取り入れるか
- 自分が総裁、あるいは首相になったとして、それをどう実現するのか
言葉の力に注目が集まりやすい政治家だからこそ、**「中身で語れるか」**が試されるフェーズに入っているのかもしれません。
